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ロンドン現代美術探索

Day10

今日はMA Theatre Artsのオリエンテーションの一環で、ロンドン現代美術探索をしてきました。集合はセントポール大聖堂の階段前。ここって、「メリー・ポピンズ」の鳩のシーンで出てきた場所じゃないですかね?!なんか、いきなりテンションがダダ上がりです。

でも、今日のお目当はこの大聖堂そのものではなく、ここに展示されている

Bill Violaという映像クリエイターの作品なのです↓

http://billviolaatstpauls.com/#bill-viola

クラスメイトの反応は二つのタイプに別れました。

タイプ1 作品に魅せられ、呆然と立ち尽くす。

タイプ2 作品を見せられ、呆然と立ち尽くす。

タイプ1は、「学部時代は哲学を主に研究していました。ここではコンテンポラリーなパフォーマンス作品について学びたいと思っています」「ダダイズムに強い関心を持っています」「現代メディアとパフォーマンスにおけるデザイン学を専攻していました」みたいな、「コンテンポラリー(現代芸術)ばっちこい⭐️」な生徒たち。

タイプ2は、「演技を専攻していました。卒業制作はチェーホフです」「ヘアメイク、衣装デザインの勉強をしています。『ウィキッド』の衣装部で働くのが直近の夢です」みたいな「クラシカルシアター(古典演劇のことではありません。従来の、わけのわからなくない舞台)が好きですけど、何か?!」な生徒たち。

私も、人種的には完全にタイプ2です。でも幸い、何をアピってるのかわからない作品の前で「???」と呆然と立ち尽くすことはありませんでした。わからなくて良いことを、わかってましたからね!自分の心が感じることを、素直に受け取れば良いんです。どうしてももっとわかりたければ、作者のHPでもなんでもチェックすれば良いのです。現代芸術家って、たいていすんごい勢いで作品について語ってるので。

今も「オペラ座の怪人」に「ウィキッド」に「アベニューQ」が好きな私ですが、現代芸術アレルギーではなくなりました。これはひとえに、童謡唱歌アレンジユニット「Oeufs(うふ)」で一緒に活動していた水城ゆうさんが、現代芸術に造詣の深い方だったおかげです。「コンテンポラリー」という言葉を聞いただけで吐きそうだった私に、現代芸術的表現の面白さ、すごさを教えてくれました。そのありがたみを、今、噛み締めています。


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